2019/01/23
仕事をしていれば、肩は凝るに決まっている。長時間同じ体勢なら、しょうがない話です。
特にデスクワークが増えた現在では、全てを防ぐことは無理かもしれません。しかし、世の中には肩こりの経験がないという人もいるのです。
不思議ですよね?
元々、痛みの閾値と言って、痛みをや辛さを感じて認識する感覚に、
個人差があることも一理として考えられますが、大半の人は、感じてしまいますし、どうにかしたいと思っています。
他の原因もありますが、肩こりの原因は大きく分けて2つあります。
このコラムでは、少しだけ説明しています。
肩こりの原因は大きく分けて2つあります。
目次
1、重い頭を細い首1本で支えている
人間は重い頭を支えるために首・肩に負担を強いられるようになりました。
頭は体重の約10%あると言われています。
つまり体重50㎏の人の場合、頭は5㎏もある計算です。
スイカほどの重さのある頭をPCやスマホを見ている時のような、頭が体の中心軸より前にある姿勢で過ごしていると、首、肩、背中の筋肉が重い頭を頑張って支えようとして、固くなってしまいます。
この状態を続けていると肩周りの血行が悪くなり、血液によって運ばれる酸素が不足し、筋肉に乳酸が溜まります。
そして筋肉の細胞から発痛物質が出て神経を刺激し痛みやだるさ、頭痛を生み出してしまい、のちに骨格は可動性を失い、反り首や最近流行りのストレートネック(スマホ首)になり、更に悪化するとリバースネックなどとも言ったりします。
ストレートを越して、リバースですよ!UNOでもあるまいし、正常の首の弯曲の真逆の弯曲になっている人もいるということです。
2、重たい腕をぶら下げている
人間は二足歩行になったおかげで腕を自由に動かせるようになりました。
しかしその反面、身体の一部にある問題が生じてしまいました。
体の関節の中で唯一、重力に逆らってぶら下がる構造をしているのは肩関節だけです。
片腕4㎏以上ある腕をぶら下げているわけですから肩甲骨や肩周りの筋肉には常に負荷が強いられています。
単純に自分の腕の重みだけでも負担がかかっているのに、スーパーの袋を持ったり、重たいカバンを持ったりすると、さらに筋肉にストレスを与えます。
筋力が少ない女性の方が男性より肩コリが多いのはそういう面からもきているのです。
また、手先を動かす作業を考えてみましょう。
例えば、パソコンでキーを打つ時、歯を磨く時、包丁で食材を切るとき、子供のおむつを替える時、食事中、文字を書く時、洗濯物をたたむ時などなど、日常で肘を宙に浮かして作業をする場面はたくさんあります。
その際、手先を安定させる為に、肩甲骨周り、腕周りの筋肉を固定(収縮)することで私達は手先を自由に動かせているのです。
これも肩こりの大きな原因の一つになります。
上記の2つが主な肩こりの原因だとお分かり頂けたかと思います。
ではどうすればいいのか?
1、2の改善策をお教えします。
1、 の重い頭を細い首1本で支えている。
これに関しては、正しい姿勢を心がける(頭が体の中心軸から前に行かないようにする)
正しい姿勢と聞くと背筋を伸ばさなくちゃ、とか肩が内に入らないようにしなくちゃ、肩甲骨を寄せなくちゃ、など比較的身体の上の方を意識している方が多い印象を受けますが、正しい姿勢は立った時、座った時も基本は同じで、骨盤(下腹部の締め)とみぞおちの位置がとても大事になってきます。
逆に言えば、その2つにさえ気をつけていれば、自然と肩周りに負担がかからない姿勢になるのです。
※詳しくはコラムの「正しい姿勢って何?」
更に、正しい座り方についてはこちらのブログをお読み下さい。
https://ameblo.jp/hiroskeletalcorrection/entry-12437129160.html
2, 重たい腕をぶら下げている。
これに関しては、腕を支えている肩甲骨周りの筋肉をほぐしてもらう。
姿勢に気を付けても腕をぶら下げている事実は変えられません…
(もちろん、猫背は腕が身体の軸より前に行って背中が引っ張られるのでNG)
腕は先ほども述べたように、常に働いています。いかにして、腕を休ませてあげられるかと、疲れを取り除いてあげられるか?が大事になります。
理想は寝ている状態(腕に重力がかかっていない状態で、肩甲骨周りや腕の筋肉をほぐしてもらうのが一番です。身近な整体や鍼灸院などで蓄積した筋肉の疲労をリセットしましょう。
余談ではありますが、私達もお客様に「指が疲れないですか?」と心配されることが多いのですが、実は首や肩甲骨周りが疲れやすく、時間があればスタッフ同士で身体をケアし合っています。(笑)
肩こりがひどいと、やる気の低下や頭痛、睡眠不足などを引き起こし、仕事や家事の効率を悪くしてしまいますよね。
そうなる前に正しい姿勢を心がけ、肩に負担をかけないようにするのと、硬くなった筋肉を定期的に柔らかくしておくことが必要不可欠です。
東京の江東区清澄白河にある当サロン金の指銀の指では、
来店されたたくさんの方が、肩こりも改善されています。
肩こりに効くメニューとしては、
また、寝違い、むち打ちなどの急性症状には、
■整骨/はり灸の方で診ています。
肩こりでお困りの方は、是非、当サロンの施術を受けて下さい。
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