2019/01/23
小さい頃から両親や学校で言われる正しい姿勢は、全て間違っています。
その結果が、とんでもない数の腰痛を生み出す一つの原因だと考えています。
正しい姿勢だと思って気をつけていたことが、逆に体を悪くしていることもあるのです。
そんな間違った常識を変えていかなければなりません。
このコラムでは、本当の正しい姿勢の作り方について説明しています。
目次
間違った姿勢の作り方とは?
・背筋を伸ばす
・胸を張る
・顎を引く
・紐で天井から吊るされる感じ
・壁にピッタリくっつける感じ
・肩甲骨を寄せる
実はこれらは、全部間違いだと知っていましたか?
世の中には、間違った常識で溢れています。
すべてを鵜呑みにして、姿勢を悪くしている人も少なくありません。
上記にあるような姿勢ばかり気をつけていると、体の重心はすべて、かかとに掛かってしまいます。
重心が、かかと。これが最悪なのです。
重心がかかとにあるということは、上半身の重みを腰で受けている状態です。
日本人に腰痛が多いのも頷けます。
正しい姿勢とは、上半身の重みを腰ではなく、下腹部で受けた状態なのです。
ですが、下腹部が抜けている人があまりにも多いのです。下腹部が緩んでいると、下腹が出た状態です。
すると、下腹より上の上半身の重みは、すべて後ろに行ってしまいます。
後ろに行くとは、身体の真ん中の軸より後ろ側に重みが乗っかってしまうということです。
つまり、これが、上半身の重みを腰で受けている状態なのです。
この状態でいつも生活することが危険なのです。しかし、これだけを言っても、いまいちピンとこない人が大勢います。
自分の上半身の重みをどこに感じるか?
これを自分の体で分析する必要があるのです。
普通に立ってみて、腰に重みがかかっているのがわかりますか?
何十年も、それが当たり前だと、そのことすら、わからないのです。
ですから、わかりやすく感じてもらう必要があります。
立った状態で、おへそのしたに両手をあわせて、グイッとお腹を持ち上げてみて下さい。
腰が軽くなるのを感じました?
感じないようでしたら、その手を離してみて下さい。
腰に重みが戻ってきたのを感じると思います。
腰痛のある人は、手を離した瞬間に腰の背骨に痛みを感じる人がもいるかもしれません。
この両手でお腹を持ち上げた状態が、上半身の重みを下腹部で受けている状態と言えます。
しかも、下腹部を手で持ち上げるのではなく、自分の筋肉で支えてあげることが必要なのです。
腰のコルセットしたらどうなの?
こんな質問もよく受けます。
コルセットは、お解りの通り、全体を強く締めることで、筋肉の代わりをさせ、支柱(腰椎)の重みを減らす事ができます。
下腹だけに効けばいいのですが、そうも行きません。腹筋も背筋も弱くなってしまいます。弱くなるだけではなく、筋肉が硬くなってしまいます。
やがて、腰椎も固まり、棒のような背骨になり、慢性的な痛みに襲われることでしょう。
自分の筋肉で下腹を締め、
腰ではなく、下腹部に重みを受ける練習が必要です。
しかし、下腹を締めるだけでは、腰に上半身の重みを受けてしまう人がいます。
それは、腰より上の背骨が丸くなっているため、体の真ん中より後ろに、重みが乗っているのです。
その場合、背筋を伸ばしても、体の真ん中より後ろで背筋を伸ばしているだけなのです。
結局、腰に重みが乗ったままなのです。
これが、世の中の常識の間違いです。
いくら背筋を伸ばしても、無意味なのです。
伸ばせば伸ばすほど、腰への負担は強くなるのです。
ですから、みぞおちを前に出すことが必要なのです。
みぞおちの裏は、背中より下の背骨であって、
腰より上の背骨の位置です。(胸腰椎部)
そこの背骨の角度を変えなければ、腰に上半身の重みが乗ったままなのです。
逆にいうと、そこさえ変えれば、背中の丸みは、勝手に良くなるのです
みぞおちを出すとは?角度を変えるとは?
これもピンと来ない人が大勢います。
背骨を3つに分けて考える必要があります。
1.腰椎
2、胸腰椎
3,背中の背骨
腰の背骨(腰椎)は、下腹部を締めることにより、それがストッパーとなって、反ることができなくなります。
背中の背骨を動かすという意識は消して下さい。
残ったのは、その間。つまり、背中と腰の間の背骨(胸腰椎部)になります。
胸腰椎部を腰の背骨より、前に出すということです。
背骨を前に出せば、必然とみぞおちは出てきます。
決して反らせてはいけません。
反らせるとそれより上の背中の背骨が体の真ん中より、後ろに移動してしまうからです。
みぞおちを出しさえすれば、それより上の背中の背骨も、頭も前に来てくれるので、上半身の重みを下腹部で受けることで、出来るようになるのです。
簡単にみぞおちが出ない人は、背骨が丸く固まりすぎています。
その場合は、当サロンの整体マッサージや、骨格治療整体でそこの柔軟性を出すことができます。
ついでに、骨盤の前傾も治して、下腹部を締めやすくなります。
これが、上半身に重みを下腹部で受けるということです。
上手にできれば、必然とかかとにあった重心は、土踏まずに移動し、もも前も、お尻も、ももの横も
やわやわな姿勢が取れるようになります。
下腹部を締めて、
下腹部よりみぞおちが前。
もも前やお尻がやわやわ。
これこそがニュートラルなゼロポジションなのです。そして、本当に正しい姿勢なのです。
東京の江東区清澄白河にある当サロン金の指銀の指では、
姿勢を重要視しています。
姿勢を良くするメニューとしては、
これらのメニューがオススメです。
詳しくはメニューからご覧いただけます。
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