2019/01/23
腰痛でありながら、腰痛の原因を知っている一般の人は、ほとんどいません。原因さえ知らずに腰痛に苦しんでいるのです。
実は、病気による腰痛や心因性の腰痛を除けば、原因はシンプルに解説できます。
このコラムでは、腰痛の根本的理由を説明しています。
目次
なぜここまで腰痛の人が多いのでしょう?
医者に行っても、レントゲンで異常がなければ、痛み止め、腰の牽引、電気位なもので、根本の原因も教えてくれません。
だって、どこかの医者は、8割の腰痛は原因不明と言っていた位ですから・・・
何より、4足歩行から2足歩行になった人間にも問題があります。
4足歩行では、上半身の重みを前足に分散できていましたが、
2足歩行になり、後ろ足だけにすべての重みを受けるようになってしまったからです。
しかし、そんなことを理由にしていても、ラチがあきません。
医者も8割は原因不明と言った腰痛の原因とはなにか?
その原因は、上からも、下からも腰椎に圧がかかっているからです。
では、説明していきましょう (^O^)/
まずは、柔らかい定規をイメージして下さい。
その定規縦にして、上と下で挟むように押すとどうなりますか?
曲がりますよね?
これが腰椎が反った時(左がお腹側、右が背中側)
これが腰椎が丸まった時(左がお腹側、右が背中側)
この時、定規にはものすごい負荷が掛かっています。
上から押しつぶされることで、力を逃がすように曲がっているのです。
これを腰椎に例えてみましょう。
反っても曲がっても椎間板に負担が掛かります。
【腰が反っている場合】
腰が反ることを防ぐ方法は、下腹部を締めるということです。
下腹部が締まっていれば、骨盤が前に倒れこむのを防ぎ、腰にかかる重みを
軽減でき、反り腰を予防できます。
【腰が丸くなる場合】
腰が丸くなることを防ぐ方法は、みぞおちを前に出すことです。
決して腰を反ってはいけません、そうすれば、反り腰になってしまうので、腰を反らさずに、みぞおちを前に出すことなのです。
しかし、反り腰や丸い腰になっていないのに(腰椎に悪い変化が表れていないのに)、腰痛になる人もいます。
それはどうしてなのでしょう?
上半身の重みだけではなく、下から腰を引きつけている筋肉があるからです。
その筋肉を腸腰筋と言います。
皆さん一度は聞いたことがあると思いますがいまいち、どんな筋肉なのかを知りません。
ですので、下の図を見てください。
腰と股関節の間に張っている強靭な筋肉です。
この筋肉が縮まれば、腰を下に(床方向に)引きつけるのです。
つまり、いつも腰椎を下から引っ張って押しつぶしている事になります。
もっとわかり易くするために、腰椎を定規にたとえ、腸腰筋を毛糸で例えてみます。
腸腰筋(毛糸)が縮まり、固くなって、腰椎(定規)が下に引っ張られて、反っています。
これが反り腰の状態です。
逆の場合もあります。
腸腰筋(毛糸)が縮まり、固くなって腰椎(定規)が下に引っ張られて、丸くなっています。
これが、腰の丸い人の状態です。
つまり、何を言いたいのかというと、
腸腰筋が縮んでいると、腰椎は、反りもするし、丸くもなるのです。
この原理は、どこにも書かれていません。
一般的には、こう言われています。
腸腰筋が縮むと反り腰。
腸腰筋が緩むと丸い腰。
私が施術して感じることは、反り腰の人だけではなく、 腰の丸い人も腸腰筋が縮んでいるということです。
いつも丸く座っているか、いつも反って座っているか、この違いで、どっちにも転ぶ可能性があるのです。
どっちにしろ、いつも腰は下へ引きつけられていますから、腰椎の関節は固まり、動かなくなります。
動かなくなれば、腰椎の周りの筋肉は、大きく動く機会を失い、動かしているようで動かされていない状態となるわけです。
そうすれば、筋肉も固まり、慢性的な血行障害になり、痛みの物質が停滞し、慢性的にだるさ、重さを感じるわけです。
反り腰でも丸い腰でもないのに、痛む人それは、腰椎はまだ変化していないだけの話で、すでにこの腸腰筋によって腰椎を下へ(地面の方向へ)強く引き付けているのです。
上からの重みと、下からの腸腰筋による引っ張りにより、その負担に耐えれなくなると、
・椎間板が飛び出して、神経を圧迫するヘルニアになり、
・腰のサイドの関節が折れると、分離症になり、
・お腹側に背骨が移動すると、すべり症になり、
・椎間板が疲弊して、変性すると、椎間板症になり、
・変形すると、椎間関節症や脊柱管狭窄症となり、
・腰椎が反る、腰椎が丸くなる、それらに横の曲がりが足されて、側弯症になったりするのです。
じゃあどうすればいいの?
腰筋をいつも柔らかい状態にすることです。
もちろん腰の筋肉をほぐすことも重要ですが、この腸腰筋を緩めることは、もっと重要なのです。
腰痛の根本的原因をまとめると、
-
・下腹部が緩んでいる
-
・みぞおちを出していない
-
・腸腰筋が縮んでいる
この3つがあなたの腰痛を作り出している原因なのです。
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