2019/12/06
日々の生活で、体のどこかしらに不調が出てきます。
その痛みや不調がどうして出てしまったのか?を4つの視点【骨格、関節、筋肉、姿勢】から
簡略的に説明しています。
詳しくは施術中や問診時に、担当者へご質問下さい。
YouTubeでも様々な健康に関することを話しています。動画はこちらから
目次
足の「なぜ?」
◎足裏が固くなるのはなぜ?
足の指を使わないで生活しているからです。
特に、お年寄りは足の裏がつり、親指が下にまがったままで、
先生!足がつっちゃったわぁ~と、施術中にも言われることがあります。
足の裏の筋肉も衰え、薄っぺらくなっています。
普段から指を使う歩き方が重要です。
◎アキレス腱が固くなるのはなぜ?
アキレス腱が伸びるところまで、足を後ろに開いていないからです。
毎日、アキレス腱伸ばしをして、ストレッチすればいいのですが、そんな事をする人は稀です。
ですから、歩くときに身体より後ろへの歩幅を意識して下さい。
◎タコができるのはなぜ?
その部分に体重が乗っている時間が長いのです。
指先まで体重移動せずに、足の指の付け根で終わっているのです。
もしくは、親指側への体重移動がなされず、外側の小指側へ逃げているのです。
かかとの外側から、一直線に親指の先まで、素早く移動するような歩き方が求められます。
◎足指グーチョキパーが出来ないのはなぜ?
足の横アーチが固くなって丸まらないからです。
足の指の付け根の関節が、固くなっている証拠です。浮足とも言われます。
手に例えてみるとよくわかります。
グーを作ると拳が丸くなり、指が付け根から曲がります。
第2関節だけ曲げてみてください。
拳が丸くなりません。拳の丸みが足で言う横アーチなのです。
もうわかりましたね。足の指を付け根から曲げることで、横アーチは柔らかく保てるのです。
横アーチが固くなれば、足の指が根本から動かないので、グーチョキパーもできなくなるのです。
◎外反母趾になるのはなぜ?
ヒールはもちろんですが、そもそも使っていないのです。
一日中ヒールを履いている人が何人いるでしょう?
必ず家では、靴を脱いでいるはずです。
脱いでいるときに、親指を使ってあげるのです。
日中、使えずに固まった親指や横アーチを家の中で、裸足になり、指を使って動くことで、防ぐことができます。
◎扁平足になるのはなぜ?
本来の扁平足は生まれつきの形です。
ですが、2次的に扁平足になる人も少なくありません。
原因は、足首の外反です。
最も多いのは、X脚の人に多いです。
次に外反母趾から、指を使わなくなりなるタイプ。
変形性膝関節症から、痛みで使わなくなるタイプ。
つま先を開き過ぎで歩くタイプ。などです。
それらによって縦アーチが減少するのです。
足首の使いや、足の指の使い、つま先の方向などが関係してきます。
上手に使えていれば、2次的な扁平足は防げます。
◎足首が固いのはなぜ?
アキレス腱と、距骨のズレです。
長期間、足首を上手に使えていない事が原因ですが、アキレス腱で見ると、身体より後ろへの歩幅が足りないので、足首よりもっと上の股関節が動いてないのです。
また、間違った体重移動を続けていると、足首の関節にもズレが生じてきます。
ズレてしまうと、正常な関節の位置を保てていないので、動きに制限が出てしまうのです。
足の指や、横アーチの不調はリフレクソロジーで改善されます。
金の指銀の指のリフレクソロジーでは、横アーチの柔軟性も高めています。
詳しくは、メニューのリフレクソロジーを御覧ください。
また、足首の関節のズレの矯正は、骨格治療整体の中で行っています。
足首がズレいる期間が長いと、膝や股関節、骨盤にもズレが生じていることが多いのです。
詳しくは、メニューの骨格治療整体を御覧ください。
膝の「なぜ?」
◎階段を上がるときは平気なのに降りるときに痛いのはなぜ?
体重が一気にかかるからです。
元々、膝にずれがあり、痛みもある人が、特に階段の降りの痛みを訴えます。
しかし、ズレを治して階段を降りると痛みが軽減する人がほとんどです。
また、痛いのを怖がって、足の裏全体で付くのも原因です。
階段を降りるときは、かかとを付かないで降りることが必須なのです。
そうすることで、かかとからの衝撃が膝まで伝わらずに済みます。
◎O脚とX脚になるのはなぜ?
こちらの質問は、コラムのX脚O脚は早いうちに!を御覧ください。
◎膝に水が溜まるのはなぜ?
炎症が起きている証拠です。
転んだときに擦り傷ができると、つゆが出ますよね?
それと同じようなことが膝の中で起こっているのです。
膝の中には滑膜という組織で覆われています。
その滑膜が伸びたり、摩擦を受けたり、もしくは欠けた細かい軟骨の破片などにより、
損傷を受けると、炎症や摩擦熱を抑えよう水が出てくるのです。
生体の防御反応とも言えることなのです。
◎水を抜いたら癖になる?
癖になりません。
癖になるのではなく、炎症を起こしている原因がまだ収まっていない証拠です。
最近は、整形外科医でも、膝を動かすことで、水が貯まらないように推進している医師もいます。
ですが、一番の原因は、膝がズレているまま体重を支えていることです。
そうなれば、余計な摩擦が常に膝の内部にかかっています。
まずは、その歪みをとることが先決なのです。
◎正座ができなくなっちゃった。なぜ?
膝の裏に骨が出来上がってしまったから
変形が進むと、重みを支えようと、膝の骨が出っ張ってきます。
つまり、防御反応で余計な骨が作られるのです。
膝は、大腿骨と脛骨で関節になっていますから、その骨の後ろ側(膝の裏側)に
骨ができれば、曲がるときにぶつかるようになってしまうのです。
しかし、この骨ができてしまう前から、正座ができなくなる人が多いのです。
その原因は、
・炎症によって膝を包む関節包が固くなること
・ももの前の筋肉が固くなりすぎていること
・膝の関節にズレが生じていること
この3つです。
早めに治療して、変形が進まない歩行を身につければ、膝の裏の骨が大きくならずに済むことは、長年の膝治療で実証済みです。
◎変形性膝関節症になってしまいました。なぜ?
たくさんあります。
筋力の低下、可動域の低下、体重、姿勢、歩き方などが関与します。
一つだけはっきりと言えることは、変形性膝関節症になるひとは、全身を診ていけば、偶然なったのではなく、長い年月をかけて、必然的になっていることです。
骨盤が倒れ、かかと体重のまま過ごし、股関節が固まり、足の筋力が衰え、膝の関節がズレ、そのまま何年も生活し、やがて痛みが出て、レントゲンをとると変形性膝関節症という病名を付けられる。みんなこんなパターンなのです。
膝が悪くなるずっと前から、膝が悪くなるだろう原因を作っているのです。
◎膝がパキパキなるのなぜ?
膝の音には3種類あります。
・普通に屈伸した時のパキ。
これは、一度なるとしばらく鳴りません。ですので、空気の移動する音です。
指を鳴らした時の音と同じです。
・何度もなる少し小さめのパキ。
これは、半月板が潰されて戻る時の音です。あまり良くありません。
膝の荷重が少し偏っていて、半月板全体ではなく、どこか一箇所に重みが集まっている証拠です。O脚X脚になりかけている証拠とも言えます。
体重を掛けないで曲げるときにパキ。
これば、大腿四頭筋が膝の前で擦れている音です。日常の悪い姿勢でもも前がパンパンに固くなり、曲げる度に筋肉と大腿骨が擦れる音なのです。
すべて、姿勢や立ち方、歩き方に問題がある証拠とも言えます。
膝に関しては、整骨でも診ています。
しかし、特に原因がない場合は自費扱いになります。
詳しくは、整骨/はり灸を御覧ください。
全身から診てほしい場合は、骨格治療整体を御覧ください。
お尻・股関節の「なぜ?」
◎足を動かすと股関節がコリコリ鳴ります。なぜ?
弾発股です。バネ股ともいいます。
ももの外側の筋肉(大腿筋膜張筋)が張り詰めている状態です。
スポーツ選手にも多くいますが、反り腰でかかと体重で、立っていることが多い人にも多く見受けられます。患部をほぐすことでも取れますが、根本的には、骨盤や姿勢の矯正が必要です。
◎股関節の前側周辺がつっぱったように痛いです。なぜ?
もも前を固くする姿勢だからです。
骨盤が前に倒れれば、100%もも前の筋肉は固くなります。
つまり、普段から下っ腹が緩みっぱなしなのです。
骨盤を正常に戻すことで、下っ腹が締めやすくなります。
まず、骨盤矯正をおすすめします。
◎股関節の横の筋肉が出っ張ってる気がします。なぜ?
股関節が引き込まれているからです。
長年、股関節を大きく動かしていないので、内旋もしくは、外旋しながら股関節が骨盤に引き寄せられて、そのまま固まっているのです。
その出っ張っているところを大転子といいます。その骨が上に移動するので、筋肉も出っぱってくるのです。お尻と股関節周りをほぐして、骨盤を矯正すると凹んでくれます。
◎股関節が固くなるのはなぜ?
偏った形で長くいるからです。
座っているだけでも偏った位置にいます。股関節が屈曲したままの状態です。
足を組めば、内転内旋したままの状態。
あぐらをかけば、外転外旋したままの状態。
普通に生活しているだけで股関節は固まるのです。
大切なことは、その固まった股関節を毎日のようにリセットすることです。
毎日運動する人ならリセットされますが、そんな人は稀です。
それならどうすれば?
リセットされる歩き方をすることが一番です。
これだと、毎日必ず行う運動ですから、自然にリセットできるようになります。
◎内股がダメなのはなぜ?
重心が足の裏の外側を通るからです。
内股は、かかとの内側から足の小指へ移動します。
つまり、足の親指側へは移動しないのです。
この内股を長く続けていると、100%、O脚になります。
股関節も外に開かなくなり、お尻やもも裏も使えなくなります。
贅肉も付きやすくなり、骨盤も開きます。
まだまだありますが、悪い事だらけです。
◎腰よりお尻が疲れるのはなぜ?
まだ、腰に出ていないだけのことです。
椎間板に厚さがあり、クッションがあるので、腰にはまだ症状が出ていなのだと思います。
体重が軽い人も、腰よりもお尻が先に疲れる人が多いです。
そもそも、股関節はきちんと動いていないので、お尻の筋肉も使われていない状態です。
座っているという行為は、お尻の筋肉の血を止めているようなものです。
長時間座れば、お尻も固くなります。その結果、坐骨神経痛にもなるのです。
◎太ももの前側を鍛えると膝に良いと聞いたけどホント?
完全NGです
股関節の進展(後ろへの動き)が固くなるだけです。
スクワットやステップ運動は最悪です。
とにかく、太もも前を固くしない運動に切り替えて下さい。
膝にとって大事な筋肉は、太ももの裏側です。裏側に筋肉を使うことで、膝は正常な位置に保たれます。股関節が固まれば、正常な動きなどできません。
正常に動かないようにしてしまう最初の原因が、太ももの前の硬さなのです。
股関節やお尻は、骨盤が開きや倒れが非常に関係しています。
まずは、股関節周りお尻を揉みほぐす整体マッサージと
骨盤矯正をすることをオススメ致します。
腰の「なぜ?」
◎腰が反るのはなぜ?
下腹部が緩んでいるからです。
そもそも下腹部は、締め方がわからない人が大勢います。
人生で一度も締めたことがない人すらいるのです。
下腹部を締めることで、骨盤の倒れを防いでいます。
それが四六時中緩んでいては、骨盤が前傾して、腰が反るのも当たり前です。
◎腰が前かがみになると痛いのはなぜ?
ヘルニアの可能性もあります。
ヘルニアの特徴として、前屈で痛みがあります。
前屈したときに、片方のもも裏が突っ張るような感じがあれば疑われます。
その他は、単に腰の筋肉が硬くて伸びない、反り腰なので丸々可動域がない、椎間板を包んでいる線維輪という膜が固くなっている、背骨の突起間にある靭帯を痛めているなどがあります。
◎腰を後ろに反ると痛いのはなぜ?
椎間関節症の可能性もあります。
腰椎のサイドの関節です。
普段から斜めに座るなどして、腰椎が常に回旋した状態でいると、この椎間関節を痛めたり、変形させたりするのです。
その他では、椎間板の炎症や、いつも腰を丸くしているので、反る可動域がない、単に筋肉が硬すぎて、縮むことができない、圧迫骨折、腸腰筋の拘縮などがあります。
◎片方の腰ばかり痛くなるのはなぜ?
立ち方、座り方が偏っているからです。
右利きの人は、右手を前に出して作業するので、左足や、左のお尻に体重が偏りがちです。
家で過ごす体勢も注意しなければなりません。いつも同じ位置で、斜めにテレビをみたりしても同じことが起きます。
その他では、骨盤が歪んでいたり、腰椎が側弯していたり、片方の股関節が開きづらかったり、運転が長かったり、横向きで同じ方を向いて寝ていたりなど、要因はたくさんあります。
人から指摘されて気づくことも多いのです。
◎寝起きに腰が痛くなるのはなぜ?
寝ている時間こそ一番血行が悪いからです。
仰向けが一番血行を悪くします。布団接している面は、少なからず圧迫を受けた状態です。
うつ伏せになり、カエルの半身のような形で寝ることを推奨しています。
その他の原因は、日中に固まった腰をリセットできずに、寝るので、朝が一番つらいのです。
朝がつらくなって来たときは、整体マッサージをすべきタイミングとも言えます。
◎立つときに腰が痛いのはなぜ?
腸腰筋で腰をひきつけているからです。
一般に言う慢性腰痛の人は、よっこらしょと、痛そうに立ちます。
その一番の原因は、腸腰筋です。腸腰筋が常に下から腰椎を引っ張って、腰椎の動きを悪くさせているので、周りの筋肉も動くことがないのです。
詳しくは、コラムの「腰痛の根本的原因って?」を御覧ください。
◎運動してるのに腰痛が治りません。なぜ?
腰が動いていないのです。
使いすぎなら治りませんが、この運動を適度なものとするなら、その原因は腰椎が動いていないことにあります。もし動かしていたとしても、偏った一方向の動きなのです。
ゴルフなどがいい例です。片方にしか振りません。ジョギングなどの単純な運動であっても同じことが言えます。走り方が悪ければ、背骨は固まったままなのです。
上の腹筋ばかり使っていることも原因となります。どうしても癖で上腹部に力が入り、下腹部が緩んでいる人も多いからです。その場合、腰に重みを受けたまま運動することになるので、腰痛は改善されません。まずは良い姿勢と、使われていない筋肉を知ることです。
◎夜寝ていて腰の痛みで目が覚めます。なぜ?
内蔵疾患の疑いがあります。
子宮や卵巣、前立腺、腎臓、肝臓、膵臓、膀胱、転移性腫瘍など数え切れません。
まずは、医師に相談して下さい。
◎仰向けだと寝づらいのはなぜ?
腰がパンパンだからです。
反り腰でも、丸い腰でも同じです。
どちらかに偏った形のまま1日中いると同じなので、筋肉はずっと縮んみっ放しか、ずっと伸びっ放しかの状態なのです。まずは、筋肉をほぐして、動きやすくさせることが一番です
◎腰の上の方(背中より)が痛くなるのはなぜ?
胸腰椎が硬いのです。
腰ではなく上の方、胃が悪い可能性もあります。
胸腰椎は、姿勢を作る上でとても重要なところです。
下腹部がしまっていても、ここが硬ければ良い姿勢は作れません。
下腹部を締めて、みぞおちを出すように心がけて下さい。
姿勢には作り方があるのです。
詳しくは、コラムの「正しい姿勢って何?」を御覧ください。
腰は、骨盤が開きや倒れが非常に関係しています。
まずは、腰周りお尻を揉みほぐす整体マッサージと
骨盤矯正をすることをオススメ致します。
また、急性の痛み(ぎっくり腰)は、整骨の方で診ていますので、速やかにお越しください。
背中の「なぜ?」
◎猫背になるのはなぜ?
猫背の最初の原因は、下腹部です。
下腹部が緩めば、腰が反る。
腰が反れば、反った逆戻しが背中に来るのです。
もう一つは、腰も背中も全部丸い人です。
そういう人はいずれ、立っていられなくなり押し車に頼ります。
猫背だからといって、肩甲骨を寄せる人がいます。
これは、肩甲骨を寄せているだけで、背中や背骨は動いていない人が大半です。
猫背だからといって、背中を伸ばしているつもりの人もいます。
背中の背骨は動いておらず、腰をよけいに反り、お腹をよけいに出している人が大半です。
猫背にならないためにも、正しい姿勢とは何なのかを知る必要があります。
◎肩甲骨の内側が痛くなるのはなぜ?
肩甲骨の内側に痛みは首が原因です。
いくら肩甲骨の内側をほぐしても、治りません。
頚椎の神経を何らかの原因で締め付けているのです。
ほとんどの場合は、頚椎の深い筋肉が硬くなったことが原因で、肩甲骨の内側まで響いて痛むのです。
頚椎のズレや、頚椎の変形などで頚椎から神経がでる穴(椎間孔)が狭くなったり、首の前の筋肉(斜角筋)なども影響してきます。
首が相当、悲鳴を上げているサインと言えるのです。
◎背中の外側(脇の後ろ)が痛くなるのはなぜ?
これは背中や脇の筋肉を動かしていないので、固くなりくっつきあっているのです。
姿勢が悪いのはもちろんのことですが、それにプラスして運動不足や、肩を大きく動かしていないので、この脇ちかくにある筋肉同士がくっつきあって動きづらくさせているのです。
大きく分けると2つの筋肉、広背筋、大円筋です。
この2つがくっつきあうことで、よけいに動きが悪くなり、こるのです。
その他にも、小円筋や上腕三頭筋が関係している場合もあります。
ほとんどは、丁寧に揉みほぐすと楽になります。
しかし、肋間神経痛の場合もありますし、帯状疱疹の場合もあります。
肋間神経痛の場合は、背骨の動きを出すような治療をするととれます。
帯状疱疹のようなチクチク、ビリビリ的な痛みの場合は、すぐに内科の言って下さい。
◎側弯症になるのはなぜ?
突発性側弯症か、姿勢の悪化による側弯症か、病的原因のある側弯症があります。
突発性側弯症は、10代の思春期に多く、原因は不明です。
後天的に、変形を伴う側弯症は、姿勢の悪化による長い年月が原因です。
どんな側弯症でも、神経の穴(椎間孔)を狭くすると、神経症状が出てきます。
一番多いのは、ももの前の筋肉や、お尻~ももの外側、裏にかけての痛み、しびれ、突っ張り感などです。痛くて歩けないほどになります。
完全に正常な背骨にするのは不可能です。
しかし、歪みを軽減させ、周りの筋肉を緩めることで、進行と症状を抑えることができます。
◎背中が痛いのはなぜ?
内蔵疾患の可能性もあります。
心臓、胃、膵臓、肺、大動脈、胆石など冷や汗が出るような痛みは、医師に相談して下さい。
その他の背部痛のほとんどは、背中の筋肉を使っていないことにあります。
つまり、背骨が硬かったり、座っている時間が長いと、背中の筋肉が伸びっぱなしで、
縮まることがないのです。
筋肉は、伸びと縮みを繰り返すことで、血行が良くなり柔らかさを保つことができます。
あまりに硬くなると、自分では縮めているつもりでも、筋肉が硬くなりすぎて上手く縮めなくなるのです。
自分ではどうしょうもないと感じたら、早めのマッサージが有効です。
背中は、背骨の歪み、丸みが非常に関係してきます。
まずは、背中周りと腰を揉みほぐす整体マッサージと
することをオススメ致します。
また、背骨の歪み、側弯症は、骨格治療整体で全身治療が必要になります。
肩・腕の「なぜ?」
◎肩がゴリゴリなるのはなぜ?
肩の周りにある袋(滑液包)が腫れているからです。
肩がゴリゴリ鳴るという方は、たくさんいます。
肩はたくさんの筋肉で支えられています。その上、動く範囲も非常に広く多機能な関節なのです。いろんな筋肉が走向していますので、その筋肉同士が擦れ合うことも多くなります。
そのため、肩には多くの滑液包と呼ばれる筋肉同士の摩擦を軽減するための袋が存在するのです。
肩だけでも7つもあり、摩擦を防いでいるのです。
しかし、この滑液包という袋も、あまりに摩擦が強いと腫れてしまうのです。
この袋がゴリゴリ言い出して、腫れと痛みも伴うようになると、滑液包炎といいます。
腫れるだけなら良いのですが、もっと困ることが起きるのです。
それというのは、滑液包の炎症が飛び火して、肩の筋肉にも炎症を引き起こすのです。
炎症を引き起こした筋肉は、硬くなり、癒着し、50肩へと変貌してしまうこともあるのです。
じゃあなぜ、ゴリゴリ鳴るようになったのか?
肩が内に巻いているのが原因です。
肩が内に巻けば、肩関節の前側の筋肉は、
全て縮んだままの生活になります。
その生活を続けていると、知らぬ間に滑液包の摩擦を強くしているのです。
そのせいで、ちょっとした事なのに腫れが強くなって、痛みとして出てくるのです。
肩が内に巻く原因は、もちろん姿勢ですから、日頃の姿勢が肩関節にも影響している事が分かります。
◎四十肩、五十肩になるのはなぜ?
根本的原因を探し詰めていくと、姿勢になります。
四十肩、五十肩、肩関節周囲炎、フローズンショルダー、すべて同じです。
肩が内側に巻き、鎖骨が上がった状態で長くいるということです。
肩関節は、肩甲骨と上腕骨からなります。
関節の噛み合いも浅く、筋肉を取っ払うと、宙に浮いているような感じです。
ということは、関節の中でも肩関節は、筋肉に頼りきって作られている関節なのです。
それだけ、一度炎症を起こすと広がりやすいところでもあるのです。
鎖骨が上がり、肩を内に巻いた状態でいると、肩の前側に付着している多くの筋肉を縮めたまま生活していることになります。
若いうちは、筋肉も柔軟性があり血流も良いので、炎症が出てもすぐに吸収してくれますが、日頃から運動していなく、いつも同じ形でいると、筋肉も退化し、血流量も減っています。
新陳代謝でおきる老廃物の貯留が炎症の引き金にもなるのです。
例えて言うなら、お尻をちゃんと吹かないと、かぶれるようなものなのです。
炎症がさらに炎症を呼び込み、炎症を起こした組織が固まります。
細胞から出る炎症浸出液を止めようとした結果、固まるのです。
知らない内に少しずつ固まり、その固まり部分とは、普段から一番動かしていない筋肉で、代謝の悪いところが固まるのです。
そして、気づいたときには、かなり肩が動かない状態となるわけです。
肩を内に巻く原因でもう一つ多いのが、横向きで寝る癖です。
横向きで、寝返りもせずずっと寝ていれば、肩を内巻いて、何時間もじっとしているのと同じことです。
もちろん、気づかない外傷からなることもあります。
すでに、筋肉や腱が弱っているので、重い荷物を持ち数時間出かけた。
その時は気づいていませんが、その何日か後に肩が動きづらくなり、さらに何日か後は、もっと固まってしまうこともあるのです。
どうして、固まったのか、本人には見当も付かないこともあるのです。
これらが、40肩、50肩の原因です。
良い姿勢で、適度に肩を動かし、腕の筋肉も使うことが大切です。
◎リュックとショルダーバッグはどっちがいいの?
リュックは前後のバランスになります。
小学生のランドセルをみると、身体は前傾になり、ふんぞり返ることなく歩くので良いと思われます。しかし、止まって立っている姿をみると、重さに負けてふんぞり返っている子供が多いです。
大人の方も同じことが考えられます。
歩くと良いですが、止まっている時は良くないという結果です。
一方、ショルダーバッグは左右のバランスになります。
肩に掛けたほうが下がると思いがちですが、実際は掛けたほうが上がってしまいます。
背骨でいうと、バッグを掛けた側に曲がるということです。
右肩に掛ければ、右に背骨が曲がり、続けていると左肩が下がるので、左肩にバッグを掛けると、落ちる感じになり、余計に右肩で欠けるようになるのです。
お分かりのように、左右交互に欠けるのが理想です。
◎肩というより腕が重だるくなるのですが、なぜ?
だるさは、痛む手前の症状です。
頚椎の神経の圧迫している場所によります。【頚椎症性神経根症】【頚椎症性脊髄症】
の2つに別れています。
どっちが重症化といいますと、【頚椎症性脊髄症】です。
背骨の中の神経の束を(脊髄)を圧迫しているのです。
こちらの場合は両側に症状が出ることも少なくありません。
ひどくなると、いきなり腕が動かなくなるなどの症状があります。
一方、【頚椎症性神経根症】の方は、神経の枝を圧迫しています。
ほとんどの場合は、片側に症状が出ます。
詳しいことは、レントゲンだけでなく、MRIを取らなければわかりませんが、
簡単な徒手検査で、およその圧迫部位はわかるようになっています。
また、50肩や、胸郭出口症候群でも上腕に痛みが出るので、どこが原因で腕にだるさや痛みが出ているのかを鑑別する必要があります。
◎肘が痛くなるのはなぜ?
首が原因で腕のだるさ、痛みと同じように、肘まで痛くなる人もいます。
それは、頚椎の圧迫している場所が下部頚椎の神経になるほど、指先に近くなるのです。
肘の内側か、外側かによっても、頚椎の圧迫している場所が違います。
また、外側上顆炎(テニス肘)内側上顆炎(野球肘)の場合もあります。
スポーツはしていないけれども、パソコンや、重い荷物を長時間持ったことで、
肘に炎症が出る人も少なくありません。
これらの症状との鑑別もする必要があります。
◎手のしびれは揉んで改善しますか?
一概に良くなるとは言えません。
脳の病気、後縦靭帯骨化症などの頚椎の難病、頚椎の奇形、膠原病やギラン・バレー症候群などの難病、脊髄腫瘍など、重症な病気が関係する場合も多々あるからです。
揉んで改善する手のしびれは、
胸郭出口症候群
肋鎖症候群
小胸筋症候群
強い変形を伴わない頚椎症性神経根症
軽い頚椎椎間板ヘルニア
になります。
何度かもみほぐしても、取れないしびれや、強いしびれは、
早い内に、精密検査をおすすめ致します。
肩こり、首こりは、軽い50肩は、丁寧に揉みほぐす整体マッサージとオイルリンパマッサージがオススメです。
急な痛みや、しびれ、ひどい50肩、滑液包炎などは、整骨への受診をオススメいたします。
また、全体の背骨を治したい方は、骨格治療整体で全身治療が必要になります。
首の「なぜ?」
◎寝違えるのはなぜ?
寝違えにも種類あります。
筋肉が切れてしまったもの
筋肉の膜同士(区画)がくっついてしまった物
頚椎を包んでいる関節包や靭帯を伸ばしてしまったもの
などです。
寝ている間に同じ姿勢で長時間いた頃が原因です。
クーラーを掛けっぱなしで身体が冷えていても寝違えやすくなります。
お酒を飲んで気絶状態で寝ていても寝違えやすくなります。
筋肉が凝り固まっていても寝違えやすくなります。
つまり、長時間同じ体勢でも、痛めないような柔軟性のある首の筋肉にしておけば、寝違えは少なくなるということです。
筋肉が切れてしまうと安静です。
筋膜に少し炎症がでて、くっついたくらいでしたら、すぐに取れます。
頚椎の関節にある関節包や靭帯伸ばしてしまうと2週間位かかります。
◎首の前側が凝るのはなぜ?
普段の頭の位置に問題があるからです。
体より頭を常に前へ出しているからです。
首の前側にある筋肉は、胸鎖乳突筋、斜角筋、広頸筋などですが、
知らず知らずの内にそれらの筋肉が頑張りすぎているのです。
それらの筋肉が固くなると、鎖骨を持ち上げてしまいます。所謂いかり肩。
そうなると、頭を後ろに戻せなくなってしまうのです。
鎖骨が上がれば、肩甲骨も上がります。
肩甲骨が上がれば、背中も丸くなります。
どんどん悪循環で、正しい姿勢をとることができなくなるのです。
いつも頭を体に乗せるのは難しいですが、なるべく乗せるように努力することが必要です。
正しい姿勢については、コラムの記事を御覧ください。
◎首の後ろが凝るのはなぜ?
これも首の前の筋肉と同じことが言えます。
首の前の筋肉が頑張っているように、当然、首の後の筋肉も頭がそれ以上、前に出ないようにずっと支えているのです。首の後の筋肉を訴える人が多いのですが、先に、首の前の筋肉が硬くなり、その筋肉が頚椎を下へ引き寄せ、頭から押されたように圧迫するようになります。
すると、首の後ろの筋肉も縮みっぱなしになり固くなるのです。
首の後ろ凝るタイプは2つに分けられます。
ストレートネックタイプ
反り首タイプ
ストレートネックタイプは、顎を引き背中を伸ばして下を見る人です。
こちらは、伸びっぱなしの硬い筋肉になります。
反り首タイプは、背中を丸め、顎を突き出し下を見る人です。
こちらは、縮っぱなしの硬い筋肉になります。
どちらも、同じ首の後が凝ってくるので辛さは同じです。
◎ストレートネックになるのはなぜ?
肩甲骨だけで姿勢を作っているからです。
姿勢には作り方があります。詳しくは、コラムの正しい姿勢って何?を御覧ください。
立っているとき、お腹を出し、顎を引けばストレートネックの完成です。
座っているとき、肩甲骨を寄せて顎を引けばストレートネックの完成です。
つまり、どちらかの体勢でいる時間が長いと、ストレートネックを作り出しているのです。
首肩の筋肉を緩めるだけでも、ストレートは緩やかに弯曲します。
ストレートネックでいるということは、頚椎のしなりを使わずに生活しているのと同じです。やがて、頚椎が変形して、神経症状を出してしまう恐れもあるので、椎間板が傷んでいないうちに治すことをおすすめします。
◎頭痛になるのはなぜ?
頭痛にも種類があります。
緊張型頭痛と片頭痛です。
頭痛の人は、何度か調べたことがあると思いますが、復習してみましょう。
緊張型頭痛は、筋肉の緊張から出る頭痛なので、しっかり首肩をほぐすと、スッーと消えていきます。
偏頭痛は、逆です。筋肉をほぐして血管を拡張させると、逆に痛みが増すのです。
頭や、こめかみ、頸動脈などの血管を冷やすと効果的です。
その他には、病的な頭痛もあります。
脳血管、脳腫瘍、血管の奇形、神経の奇形三叉神経や舌咽神経痛による頭痛、
アルコールによる群発頭痛など様々です。
強い頭痛は、一度専門病院での検査をオススメ致します。
当サロンで解決できる頭痛は、緊張型頭痛のみですのでご了承下さい。
◎枕は高いのと低いのとどちらがいいの?
枕の高い低いは、どちらとも言えません。
肩幅、後頭部の骨の作り、ベッドか布団か、首の形、猫背、など
人によって千差万別だからです。
首肩がこると、合う枕なんて一つもないということです。
寝やすさ=良い枕、だと言えますが、首や肩がこると、どんな体勢になっても、良い寝心地は感じられません。
これらのことを考えていくと、万人にあった枕など存在しないことがわかります。
私がおすすめしているのは、枕など使わずに、寝ながら自由に形の変えられるタオルケットを2、3枚用意して使用し、寝ぼけながらでも首が楽な形に変えられるように環境が大事です。できれば、崩れたうつ伏せが理想です。
◎めまい、耳鳴りがするのはなぜ?
脳や耳に異常がある人を除いてお話します。
基本的には、耳への血流とリンパの流れが原因しています。
処方箋としては、血流を良くする薬、炎症を抑える薬、抗精神薬などです。
特に、年配者のめまい、耳鳴りを訴える人が多く見受けられます。
注目すべきは、なぜ、耳への血流やリンパ液の流れが悪くなるのか?です。
実は、姿勢や筋肉のこり、もっというと、頭蓋骨のズレも関係してきます。
私は、数多くのめまいや耳鳴りを治してきました。
言えることは、耳石がどうのこうのではなく、骨格と筋肉と姿勢なのです。
もちろんストレス性のめまいや、突発性難聴は別です。
突発性難聴や、顔面神経麻痺は時間との勝負です。
より早く病院に行き、ステロイド投薬を実施することが懸命です。
遅くなればなるほど、予後不良となります。皆さん知っておいて下さい。
◎交通事故によるむち打ちは治療できますか?
整骨の方で治療が可能です。詳しくは交通事故治療を御覧ください。
◎頚椎ヘルニアは治りますか?
頚椎ヘルニアの治療には技術が必要です。
しかも、ヘルニアが飛び出すのにも全身的理由があります。
多くのヘルニアを治したという経験も必要となります。
首こりや、軽いストレートネックも丁寧に揉みほぐす、整体マッサージやオイルリンパマッサージがオススメです。
急な痛みや、しびれ、ひどいストレートネック、寝違え、むちうち、頚椎ヘルニアは、
整骨への受診をオススメいたします。
また、めまい、耳鳴りには、首や背骨と共に、頭蓋骨調整が必要になってきます。
骨格治療整体をオススメ致します。
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